金融業界のデジタルマーケティング入門「金融マーケナビ」

事例

DBX2024@東京 開催レポート

2024年3月19日 268 Views

シナジーマーケティング 金融ソリューション事業部の高橋です。
第4回デジタルバンキング展(DBX2024)にて、3月15日(金)に当社セミナーを開催しました。
会場参加に33名、オンライン視聴に57名の金融機関ご担当者様に参加申込を頂いた当セミナーの様子を
速報でお伝えします!

■DBXとは
日本金融通信社(ニッキン)主催で開催されます。
「真のオープンファイナンスを目指して」をテーマに、2024年3月14日(木)・15日(金)の2日間、ステーションコンファレンス東京にて行われました。
シナジーマーケティングは「【担当者が自走し始める!】伴走型育成支援によるマーケティング戦略立案の成果を学ぶ」をテーマにセミナー実施しました。

DBX2024でご紹介したセミナー内容

セミナー概要

多くの金融機関がDX推進自体がゴールとなっており、その先の成果や実績に繋がっていないことが現場の課題になっています。
そういった状況を解決するためには、非対面での顧客リレーションの構築と維持、そしてデジタルマーケティング施策を実施する体制基盤の構築がより一層重要になっています。

本セミナーでは、Web環境の構築のみならず、非対面チャネルの活用を飛躍的に加速させるべく、併走型の教育支援と戦術立案を【担当者が自走して実行する】をテーマに、Web環境の拡張や強化の支援事例をわかりやすくお伝えしました。

参加者様のお声(アンケート結果)

セミナーにご来場いただいたご参加者様に対しアンケートを実施しました。

【本日の講演内容は、今後のビジネスの参考になりましたか】の設問に対し「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した人は93.3%となっており、全体的に満足度の高いセミナーとしてご評価いただけたようでした。(※「グラフ①」参照)

グラフ①本日の講演内容は、今後のビジネスの参考になりましたか

また今回のセミナーご参加者様には「経営者・役員」の方々も多く参加されていたことも特徴です。
(※「グラフ②」参照)

グラフ②ご自身の役割をお教えください

本セミナーでは、金融庁の発表する調査結果レポートを踏まえつつ、金融機関様においてDX推進が
なかなか進みにくい現状とその原因はどこにあるのかといった点について紐解いているため、
ご参加いただいた経営者の方にとってもご満足度が高い内容になっていたと推察されます。

また実務ご担当の参加者様のお声の中には、

  • 担当業務が人材育成・アプリ更改のため大変勉強になりました

とのご感想もあったことから、人材育成・アプリの業務に関わるご担当者様にとってもご参考になる内容になっていたかと思います。

それでは次の章からセミナーの具体的な内容について、ご紹介していきます。

セミナー内容のポイント

1.人材育成の必要性について

第一部ではマーケティングDXの現状・体制基盤・人材育成の必要性についてご紹介しました。

そもそも昨今ビックワード化している”DX”とは何なのか?改めて整理するとそれは、
「データやデジタル技術を活用して業務効率化したりビジネス変革して企業の収益をあげること」
になります。

デジタル化を通じて数値化する→効率化を図る→企業収益につなげる、という構図です。
しかしながらこのDX化は金融機関においてどれだけ進んでいるのかというと「まだまだこれから」というところが多いことが金融庁の発表した調査結果レポートからも明らかになっています。

金融業界においてDX推進がなかなか進みにくい要因はどこになるのか?
金融庁が金融機関に対して実施したアンケート調査によると、DX推進において非常に重要なITリソースの確保・育成に対しては地域金融機関の多くは回答率が低い傾向にありました。

また、人材が足りないという現状に加え、「デジタル人材(IT人材)確保・育成」という新しい取組みに対する、経営層の理解や組織体制整備がまだまだ追いつていない状況が推察されます。

そこで弊社は、ベンダーや業者任せにしたり、とりあえず施策のやった感で満足しないために、
自機関が顧客にどのような価値を提供したいのか、どうなっていきたいのか自ら「マーケティング戦略」を立てられる体制基盤構築の重要性について説明しました。

次に弊社はデジタル人材の育成という課題においては、採用も育成もハードルが高いという状況を鑑み、
「計画と実行の伴走支援をプロに頼む」という選択があることをご紹介しました。

数値化し根拠を持つ間に戦略を立てる環境をつくることができる!そこがDX化最大化のメリットだと考えます。
社内人材によって、根拠をもった戦略立案が出来るようになる事を目的とした弊社の伴走支援含む支援事例を第2部としてご紹介しております。

2.Web環境拡張、強化の支援事例

第二部では自走できるDX人材育成のステップを

  1. 現状把握
  2. 見極め・設計
  3. 実践

の3つに分け、Webサイトリニューアルをテーマに支援例を交えてこれらを具体的にご紹介しました。

まず、サイトリニューアルの際にはリニューアルの目的、方針、何をゴールにするのか、
根拠を明確にしてから、現状からゴールへのギャップを埋めるためにリニューアルを実施するという流れが大切です。

初期分析で決定したリニューアルの方針に基づき、ターゲット設定やカスタマージャーニーマップ、コンテンツマップの作成などを行っていきます。
情報設計を経て、いよいよサイト構築パートへ・・・という流れになりますがこのフェーズにおいても
サイトデザインやコーディングなど考えて決めるべき事項が多数あります。
そしてサイトを公開した後も、ユーザーの行動は設計した内容に沿っているのか検証し、ゴール達成に向けて全体最適を行っていくことが重要です。
弊社ではこの一連のサイクルをトータルでご支援することが可能です。

デジタルマーケティングに関するお悩み、お聞かせください!

本セミナーにおいてご紹介させていただいた人材育成のサービスの他、
特に最近、金融機関において注目度の高いバンキングアプリを軸とするサービスなど
ご担当者様の業務内容や課題に応じてご紹介することが可能です。
まずはお気軽にお悩みをお聞かせください!お待ちしております。

本セミナーを担当した講師の2人。
左から杉本、足立。