金融ソリューション事業部新卒社員が半年間で読んだ書籍3選

シナジーマーケティング 金融ソリューション事業部の山野です。
今回、金融機関様専任部署に配属された一新卒社員(私)が、
・金融機関の業務理解を深めたい!
・自身のスキルアップをしたい!
という思いのもと、どのような書籍を選び、どのように読んだのか?をご紹介させていただきます。
<目次>
この半年間で読んだ書籍3選
「図解即戦力 銀行業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書」
まずは、銀行業界に関する書籍です。
銀行業界って何をしているの?からスタートした配属初日。
銀行業界に関する基本的な知識を身につけないことには何もできないと思いこちらの書籍を読むことにしました。
本書を通じて、
・銀行って、何を提供しているの?
・銀行にたくさんの商品があるのはどうして?
(商品ラインナップが複雑で難しそう、というイメージが強い)
・銀行・地方銀行・信用金庫・信用組合の違いって何?
このような疑問を解消することができました。
特に、
・本部・支店の関係性や一般的部門の役割について
・運用商品が販売されている背景には、「手数料」ビジネスへの注目がある
ことを知ることで、
・だから、お問い合わせしたい内容によって、問い合わせ電話番号が違うんだ!
・だから、銀行なのに保険商品があるんだ!
と、銀行のサービス提供のあり方の背景について理解することができました。
「The Intelligent Sales AIを活用した最速・最良でクリエイティブな営業プロセス」
次は、AI活用に関する書籍です。
皆様はどのようにAIを活用されているでしょうか?
当時の私は、文書要約や添削といった、作業効率を上げる基本的な方法でしかAIを利用できていなかったので、活用用途の幅を広げるべく、この本を手に取りました。
中でも勉強になったのは、
AI活用によって、「顧客体験を向上させるコミュニケーション」を実現できる、という点です。
AIに、社内にある顧客情報とプロンプトを投げかけるだけで、
「自社製品の提供価値を組み合わせて、個別化されたキーワード」(P.117)を導き出してもらえるようになります。
これまで個々の経験・前提知識に大きく依存することの多かった対顧客コミュニケーションも、AI活用によって脱属人化することで、顧客関係育成に不可欠な1to1コミュニケーションも効率的に実現できるようになります。
「この1冊ですべてがわかる CRMの基本」
弊社は、CRMを軸に、デジタルマーケティングのご支援をしています。
「CRMとは何か?」「CRMに取り組むメリット」についてきちんと学ぶために本書で勉強しました。
本書では、CRMを「顧客を適切に識別し、ターゲットとなる顧客の満足度と企業収益の両方を高めるための経営における選択と集中の仕組み」(P.16)と定義づけています。
つまり、不特定多数に対する一方的な発信ではなく、顧客に合わせたコミュニケーションによって、効率的に顧客関係を醸成し、収益の拡大を計るもの、ということができます。
そこで重要となってくるのが顧客理解になるのですが、顧客理解は顧客データ(属性情報・履歴情報)がないことには始まりません。
よって、何よりもまず優先すべきことは、「顧客の行動に即して、顧客接点を設定・管理する」ことであり、
多様な顧客接点を設計管理するにあたっては、
・チャネルごとのデータの統合
・顧客データの一元的管理
(P.104,105より)
が特に大事なポイントとなります。
ちなみに、、
弊社が提供している顧客管理クラウドサービスSynergy!は、マーケティングデータを一元管理するデータベースを中心に、お客様の用途に合わせてさまざまな機能をオプションで利用可能なコミュニケーションプラットホームとなっております。
だからこそ、Synergy!は、属性情報、行動履歴といった顧客データを収集・蓄積し、集めたデータをもとに顧客との1to1コミュニケーションを実現することができるため、
金融機関と顧客の関係性強化及び成果向上に不可欠なシステムである、と改めて理解することができました。
最後に
弊社では「Bank Up Plus」という金融機関とその先のお客様の課題をデジタルを用いて解決するためのトータルソリューションをご提供しています。
デジタルマーケティングの領域でお困りのことがございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。