【新宮信用金庫様ご登壇】DBX2023@東京 開催レポート
シナジーマーケティング 金融ソリューション事業部の杉本です。
今年で3回目になる、第3回デジタルバンキング展(Digital Banking Transformation(DBX2023))に出展しました。昨年まではコロナ禍の影響でオンラインが中心となっておりましたが今年は、オンラインのみならず、来場者も多く満足度も高い展示会になっておりました。この展示会で参加者のみなさまになにを提供しているのかなど、ピックアップしてレポートします。
■DBXとは
日本金融通信社(ニッキン)主催で開催されます。
デジタル時代における未来の銀行のあり方をバンカー目線で構成した専門展示会である『デジタルバンキング展(DBX2023)』が「新しい預金、新しい貸付、新しい為替への挑戦」をテーマに、2023年3月2日(木)、3月3日(金)の2日間、ステーションコンファレンス東京で開催されました。
27のセミナーが開催され、2日間で1,600人超が来場し、後日配信についても基調講演は900人以上が視聴(主催社発表)した、2023年度最初の展示会です。
シナジーマーケティングも新宮信用金庫様にご登壇頂きセミナーを開催致しました。
<目次>
DBX2023でご紹介したセミナー内容
新宮信用金庫様セミナー内容
シナジーマーケティングでは新宮信用金庫の和平様、前山様にご登壇いただき、【庫内・お取引先さま共に成長!~DX事例化支援事例紹介〜】をテーマに、2021年から取り組まれている新宮信用金庫様のDX化自走化施策について、担当者さまご自身にご紹介いただきました。
コロナ禍の影響もあり、非対面の推奨により、DX時代に必要な知識、能力などこれまで以上に高度なデジタルスキルを要求されるようになりました。
そこで、DX推進のための人材確保の手法として最近注目されているのが、今いる社員にスキルを身に付けてもらうリスキリングです。
新宮信用金庫様では、弊社提供の「デジタルマーケティング担当者自走支援サービス DX BOOSTER」にてマーケティングDXにおける様々な課題を抱える金融機関に向けた並走型の人材育成プログラムを活用し新宮信用金庫様が庫内のみならず、お取引先向けにも実施したリスキリング事例をご紹介しました。
デジタルマーケティング人材の育成に課題を感じている、DX推進したいがどこから手をつければいいか悩んでいるなど、DXを推進する社内人材不足が騒がれる今だからこそ参加者のみなさまに共感を呼ぶ内容だったようです。
当日参加者の98%以上が「大変参考になった、参考になった」と答えるなど満足度の高いものとなり、後日配信でも既に140名以上もお申込みを頂戴しております。
セミナー内容のポイント
1.新宮信用金庫様の当時の現状と課題
新宮信用金庫様では、2021年4月からの3ヵ年計画としてデジタル技術を活用したお客様サービスの向上を掲げました。デジタル技術の活用によるFinTech企業との連携や非対面チャネルの拡充、併せてBPRの推進として各種手続きの簡素化、業務効率化、営業リソースの創出などを基に、お客さまの利便性+お客さまの設定時間拡大を目指すことでプロジェクトが発足されたのですが、
- Webのサイトの活用など具体的なイメージがない
- 現状の課題がそもそもわからない
- 訪問活動の中で取引先からDX推進の相談や要望を受けていた
- デジタルサービスのリリースだけでは経営計画を達成できない など・・・
といった課題が山積みとなっておりましたので、まずは弊社と一緒に整理することから始めました。
2.DX人材育成プログラムの実施(庫内むけ)
お客様目線で考えた場合、現状Webサイトにどのような問題が発生しているのか、庫内関係者が共通認識として問題点を把握することから実施しました。
経営計画の達成を「理想」とするとそのギャップを埋めるための距離感「現状」を知ることが重要だと考えまずは、WEBサイト上の定量的な行動情報を基になんとなく感じているだけの課題を言語化して「共通化したボトルネック」を把握することが重要だと考えております。
※第3回デジタルバンキング展 新宮信用金庫様セミナー資料「庫内・お取引先さま共に成長!~DX事例化支援事例紹介〜」より抜粋
3.取引先へのDX支援の実施(庫外向け)
お取引さまからも、コロナ禍の影響もありDX化にむけ、どのようにデジタルマーケティングを推進していくべきかというご相談が増えて参りました。セミナー形式であればWEB形式などリモートでのご提供も可能ですが、参加することが目的となったり、現場に落とし込むことに苦労されるケースもあるため、講義+ワークショップを基にした参加型の集合研修を実施しました。
また、カリキュラムについても、ステップアップできるようにデジタルマーケティングに触れていきながら、重要性、活用手順、施策立案できる状態を目指すことで、現場でもすぐに活用できる環境をご提供しました。
最初は、講義のあとに、参加者同士はじめて会話されるため戸惑われる方もいらっしゃいましたが、後半になればなるほど沢山の意見を聞くことができ非常に良かったと満足度も高いものとなりました。
最後に個別相談会も実施し、具体化された課題を基に自分事化した、ネクストアクションを実施する方法を身に着けて頂くことで、金融機関様とお取引先様とさらに強固な関係性を構築できたと考えております。
※第3回デジタルバンキング展 新宮信用金庫様セミナー資料「庫内・お取引先さま共に成長!~DX事例化支援事例紹介〜」より抜粋
4.まとめ DX人材育成の重要なポイント
今回のプロジェクトを通じて他部署との交流でさまざまな意見を交わし、また部署を超えて課題に取り組むことで信頼関係の向上や金庫全体のスキルアップにつながったとお話頂きました。
この後トークセッションでもご質問頂きましたが、DXやデジタルマーケ人材の採用となると、ハイクラス人材のため地方金融機関での採用は困難となってます。
そこで最近注目されているリスキリングを活用し、現場担当者の方をDX人材として育成することの方が、効果の最大化を期待できる可能性が高いと考えておられます。
今後も金庫としてもこのような活動を続けたいとのことで、顧客目線で自分事化したデジタルマーケティングの重要性をお話いただきました。
※第3回デジタルバンキング展 新宮信用金庫様セミナー資料「庫内・お取引先さま共に成長!~DX事例化支援事例紹介〜」より抜粋
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「デジタルマーケのどこから手をつければよいか」「他の金融機関がどのようなことを実施しているか」など、デジタル化に向け担当されたばかりの方や、もっと効率よく運用したい方へ向けて弊社コンサルタントが個別で勉強会を開催しております。
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