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事例

【体験レポート】浜松いわた信用金庫様にて、インシデント対応演習に参加してきました!

2026年9月18日 18 Views

シナジーマーケティング金融ソリューション事業部ビジネス開発グループの高橋です。
2026年9月10日、浜松いわた信用金庫様に伺い、同金庫が実施するサイバーインシデント対応演習に「サードパーティ役」として参加させていただきました。
本記事では、参加の背景や当日の演習内容、演習後の振り返りで挙がった気づきについてご紹介します。

背景:金融庁ガイドラインが求める「演習・訓練」への対応

2024年10月に金融庁が策定した「金融分野におけるサイバーセキュリティに関するガイドライン」では、演習・訓練について、外部委託先を含めた組織横断的な実効性の確認と、必要に応じた外部委託先の演習参加の検討が「基本的な対応事項」として示されています。
こうした流れを踏まえ、浜松いわた信用金庫様では、今回初めての試みとして、システムベンダーである当社(サードパーティ)を交えたインシデント対応演習を企画されました。当社としても、日頃Synergy!をご利用いただいているお客様の有事対応の現場に立ち会える貴重な機会となりました。

浜松いわた信用金庫様とSynergy!

浜松いわた信用金庫様には、Synergy!を15年以上にわたりご活用いただいています。長年のお付き合いの中で、今回のような「有事を想定した合同演習」という新しい形でご一緒できたことを、大変嬉しく思っています。

当日の演習内容

演習は、大手クラウドサービスプロバイダ(CSP)東京リージョンでの大規模障害の発生から、システムベンダー(当社を想定)側でのサイバー攻撃の発生、情報漏えいの疑い、そしてシステム復旧・再接続の判断まで、時系列に沿ったシナリオで進行しました。主な状況付与は以下のとおりです。

演習内時間経過状況付与の概要
Day1 10:00複数部署で一部業務システムが利用不可に。調査の結果、CSP東京リージョンで全面障害が発生していることが判明。
Day1 16:00CSP障害が解消した旨の公表を受け、復旧対応・庫内伝達を実施。
Day4 11:00シナジーマーケティングより「Synergy!が全面停止、サイバー攻撃の可能性あり」と連絡。情報収集を指示。
Day10リークサイトに、Synergy!の保有データと思われる情報の一部が公開されていることが判明。事実確認と情報漏えい時対応を検討。
Day15シナジーマーケティングより「全データが窃取された可能性があり、復旧は1か月後の見込み」と連絡。
Day45シナジーマーケティングより「3日後の早朝に再稼働・再接続を予定」と連絡。再接続の可否について、判断基準の整理と上層部承認の要否を検討。

ホワイトボードを使いながら、対応方針をその場で整理していきます。

演習を通じて、システム障害の影響範囲の特定から、サードパーティ経由での情報漏えいへの対応、そして復旧・再接続の可否判断まで、実際のインシデント対応の一連の流れを疑似体験する内容となっていました。

演習を終えて――振り返りで挙がった気づき

演習終了後には、参加者の皆様で振り返りの時間が設けられ、以下のような有意義な意見が交わされました。

  • ふだんはあまり意識できていなかったが、そもそもSynergy!にどのくらいのデータが保管されていて、どこの部署がどのような情報を保有しているのか、有事に備えて整理・把握しておくべきである
  • 金融庁当局や日本銀行、警察にどのようなタイミング・内容で報告すべきか、あらかじめ整理しておく必要がある
  • 事象解消後、業務やサービスを再開するかしないかの判断基準を、あらかじめ持っておくべきである

演習後の振り返りで、参加者から多くの気づきが共有されました。

まとめ

今回の演習は、サードパーティであるシステムベンダーを交えることで、自組織内だけでは見えにくかった課題――データの所在把握、当局対応、業務再開判断基準の整備など――を具体的に洗い出す機会となりました。

当社としても、お客様のインシデント対応演習にサードパーティとして参加させていただいた経験を踏まえ、今後もお客様の有事対応力の強化に貢献してまいります。
このような研修開催にご興味のある方は、ぜひ下記のフォームよりお問合せください。