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「FIT大阪(金融国際情報技術展)」から見る業界動向~FIT大阪レポート

2020年2月6日 24 Views

シナジーマーケティングは、毎年開催されるFIT展(金融国際情報技術展)にここ数年出展しています。例年満足度も高いこの展示会。この展示会で弊社が参加者のみなさまになにを提供しているのか、また、参加された方のアンケート結果から見る業界動向などをレポートします。

>>FIT2019@東京にも参加しています。
FIT2019レポート

FIT展とは

株式会社日本金融通信社が主催する、日本最大の金融ITフェアです。東京のみの開催だった展示会が、2018年から大阪でも開催されるようになりました。
2019年は「新時代~ICTで広がる地方創生~」をテーマに、2019年9月5日(木)、6日(金)の2日間、グランフロント大阪で開催されました。
ほかのテーマでも併催している東京よりは規模は縮小するものの、84社(71ブース)が出展し、2日間で合計5,000人超が来場(主催社発表)した展示会です。

シナジーマーケティングも2日間通して出展しました。

シナジーマーケティングがFIT大阪でご案内した内容

シナジーマーケティングの出展内容

ブースでは、ローン受付スキームの最適化、顧客データのデジタル活用など、デジタルマーケティング施策全般についてご案内しました。
来場者の方からは、
・顧客データ活用の重要性に気づいた
・些細なこと、何気ないことからでも従来の運用を見直すことができる
・現在の取り組みにも磨きをかけることができる
といった気づきを得られたなど、色々な反響をいただきました。
FIT東京に比べ、これからデジタルツールを導入しようとしている方など、はじめてツールを利用される方からの質問が多く、本展示会から案件も生まれました。

愛媛銀行様のセミナー内容

そのほか、シナジーマーケティングでは株式会社愛媛銀行の水口 裕也様にご登壇いただき、事例紹介セミナーを開催しました。

セミナーでは、愛媛銀行様のこれまでのデジタルマーケティングの取り組みと、AI技術を採用したこれからの取り組みについてご紹介いただきました。
まずはこれまでに行われた「愛媛銀行アプリの配信」「LINEを利用した情報配信」「多様な電子マネーの採用」「個人ローンサイトの見直し」「SMSを利用した顧客とのコミュニケーション実施」という5つの施策について話されました。
アプリ配信やLINE配信を行うことで非対面のコミュニケーションを強化し、若年層との繋がりを拡大されただけではなく、多様な電子マネーに対応することで、顧客の利便性も向上されたのです。さらに、サイトを見直してユーザビリティを上げ、社内システムを見直すことで顧客それぞれのタイミングに合った顧客コミュニケーションを実現されました。
これらの施策により、毎月一定数のカードローン増額が発生する、教育ローンの申込件数が増加するなど、大きな効果を実感されています。
デジタルマーケティングへの取り組みを経て、今後さらに新規顧客の獲得などに効果を出すために愛媛銀行様が目指されるのは、AI技術を利用した自行ビッグデータの活用です。
まずは、これまで個々の勘や経験に頼っていた顧客コミュニケーションの効率化と、隠れたニーズを見つけるためにAIを活用してSMS配信を始められました。
現在はまだAIの学習段階ではありますが、徐々に精度は上がり、導入後5ヶ月でカードローンの申し込み実行数が安定し、右肩上がりになってきたとのことでした。
地道な見直しから先進的な取り組みに意欲的に取り組まれる愛媛銀行様のお話は、参加者のみなさまにとって関心の高い内容だったようです。

「【愛媛銀行】行内データとAIをマーケティングツールで自動連携!施策と成果について」と題した、地道な見直しから先進的な取り組みに意欲的に取り組まれる愛媛銀行様のセミナーは大盛況で、参加者の97%以上が「満足」という満足度の高いものとなりました。

参加者データから読み取れる業界動向(実データあり)

主催者発表のデータから読み取れること

主催社から後日参加社に対し公開されたレポートによると、FIT大阪は東京開催と比べ、近畿地方外からの来場者が25%弱あり、地域銀行と信金・信組の割合が60%弱と高く、地域金融機関の情報収集の場となっていることがわかります。
アンケート回答者の90%近くが満足(「大変満足」~「ほぼ満足」までの回答数の合計)と答え、95%超が次回展示会への来場を希望するなど、東京同様、満足度の高い展示会でした。

来場目的は情報収集が主で、次にセミナー受講が続いています。実際にアンケート回答者の77%がなんらかのセミナーを聴講し、そのうちの8割以上が2つ以上のセミナーを聴講していました。
セミナー受講数だけではなく、アンケート回答者の過半数が5~9ブースを訪問しており、滞在時間も10~19分の方が多いことなどから、東京と比べ、各ブースを時間をかけて回っている方が多いことが見て取れます。

自由記述で回答されていた展示会の満足した点は、
・最先端の技術やサービス、他行の取り組みを知ることができた
・セミナーで有益な話が聞けた、意見交換ができた
といったことが多く挙がっていました。
これらの満足した点から、来場目的の「情報収集」を満たせる展示会であることがわかります。

弊社セミナーアンケートから読み取れること

すべてのアンケート回答者の97%が「満足」と回答くださった弊社セミナー。
アンケートの設問内容から読み取れる業界動向についてご紹介します。

クラウドシステムの導入検討状況

無回答をのぞくと「自行水準を満たせばクラウド導入可能」と答えた方が52%、実際に導入実績のある方を含めると90%の方がクラウドシステム導入に前向きなことがわかります。

現在実施しているデータの活用手法

利用の多い順に「メール」「SMS」「LINE、アプリ(同数)」という結果でした。
この結果は東京との差はなく、SMSの利用率が高いのが、総じて金融機関の特徴と言えます。
そのほか、提供できる情報量の多さでメール、繋がりやすさでLINEなど、目的や用途に応じ、コンタクトする手法を選択されているように見受けられます。

デジタルマーケにおける課題

「非対面の仕組み」「データ活用」に続き「広告効果の改善」「若年層の獲得強化」に課題を感じておられる結果でした。
来店いただき契約する、という従来の営業方法だけではなく、これまで接触の難しかった層へのアプローチとしてデジタルマーケを検討されている方が多いことが分かります。
地域に関わらず、「非対面」によって集めたデータを「活用」することに取り組みはじめている業界傾向があらわれていると言えます。

他金融機関の状況と、自社の状況を比較してみて、いかがでしょうか。
シナジーマーケティングは、今後も金融機関のみなさまのマーケティング活動をご支援します。ご質問、お問い合わせなどございましたら、お気軽にご連絡ください。

総合顧客管理(CRM)システム「Synergy!」 ※記載されている内容は掲載当時のものであり、一部現状とは内容が異なる場合があります。ご了承ください。