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くたびれサラリーマンストーリー「山下、家を買う」第2話

2020年12月3日 95 Views

このお話しは、弊社金融ビジネス推進グループに所属する山下が、住宅ローンの仮審査を経てマイホームを購入するまでの過程を描いたノンフィクションです。
前回のお話しはこちら。

くたびれサラリーマンストーリー「山下、家を買う」第1話

第2回「山下、リフォーム会社へ行く」

美人妻

「実はもう、偵察に行きたいリフォーム会社見つけてるねん」

美人妻が言う。
なるほど、どうやら上の娘とは前々から話をしていたらしい。
バカな男など所詮は女の掌の上である。これぐらいがちょうどいい...はずだ。

ただどのエリアで探すか。
読者の皆様もご経験がある通り、かなり重要なポイントとなる。
 ・通勤はどれぐらいかかるか?
 ・生活に必要はものは手軽な距離にあるか?
 ・治安はどうか?
等である。
ただやはり優先的に考えるべきは子供である。

山下はちょうど下の娘の年齢(小4)の時に転校を経験、
転校前はクラスでもちょっとおちゃらけたキャラで比較的目立つ存在であり、
誰にもあると言われる、人生3度ある内のモテ期の1度目を経験していた。
(あれ、そう言えば2度目以降が来ていない気がするが、まあこれからなのだろう)
ただ転校後はすぐに自分の立ち位置を見つけられず、
少々辛い経験をしたことがある。
挙句精神が不安定になり、おかげで持病の小児喘息が悪化、
2週間ほど入院した。
とてもかわいそうである。

とにかくそういった経験もあり、上の娘の「自分の部屋が欲しい」という
願いを叶えるためだけに、転校してまで?、というのは
夫婦間の共通認識であった。

「まあとりあえず偵察やねー、近くにどんな物件あるか分からへんし」

軽快に返す。
ただ本当は奥さんと上の娘のスピード感についていけず、
必死に平静を装っていたことは正直に白状しておく。

という訳で、早速週末にリフォーム会社へ偵察へ行くこととなる。

リフォーム会社へ

最近できたらしいそのリフォーム会社は、我が家から徒歩5分の距離にあった。
リフォーム、というよりはリノベーションをウリにしているらしいが、
中古マンションを買って思うように創り変えていく、
という時流に沿ったコンセプトと言える。

決して広くは無いが真新しい応接、2階はモデルルームのように
なっており、来店した客をその気にさせるにはもってこいだ。

挨拶もいい。
あれだけ気持ちよく挨拶をされると、やっぱ帰ります、とはなかなか
言いづらい。挨拶って大事。

ただ残念、子供を転校させるのは可哀そうだし、この近くでどんな物件があるのか、
それを探り、そして特に気になる物件が無ければ時期を改める、
私も家内も今日の目的はその程度だ。
家を買うとは決めたが別におまえ達に頼むとは決めてない、
あくまで今日は様子見、偵察なのだ。
バカめ、などと心の中で強がってはいるが、生来の押され弱さを十分心得ているため、
強気の営業に押されないよう、必死で強がっていただけである事は正直に白状しておく。

しかし当然向こうはショールームを見せる、リノベーションの事例や取組み姿勢を
見せる等、新しくできた店の勢いそのままに畳みかけてくる。
更には『夢(理想)』という言葉を多用し、匠にコチラの『金(現実)』から
意識を遠ざけようとする。

「だまされるか!」
「営業トークだろ、どうせ!」
永遠に続くかと思われた攻撃は10分ほど続いた。

そして一体何に抵抗しているのかよく分からなくなった頃、私も妻も、
「あれ、ここけっこういい会社なんかなー?」
と思い始めた。
結果的に人を信じやすい単純な性格が出てしまった。。。
いや違う、信じる心が世界を救うと気がついたという事だろう。
ラブ&ピースである。

とにかく、結果3つほど目ぼしい物件が見つかり、翌週末には視察、
さらにその3週間後にはその内の1つを買うと決めることになる。
爆速である。

ただこの記事を書いている引っ越しも終わった今日現在、
非常に満足をしていることは言っておきたい。

次回からはようやく金融のお話になるので、
今しばらくお付き合い願いたい。

第3話に続く