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マーケティング

LINEアカウントを活用できていないのでは?と感じるご担当者様に伝えたいことをまとめました。

2022年12月12日 554 Views

シナジーマーケティングの前岡です。

地方銀行様、信用金庫様で取り組まれていることの多いデジタルマーケティングといえばSNS、その中でも特に取り組まれているのが「LINE」ではないでしょうか?

金融マーケナビでも過去に下記のような記事で地方銀行様のLINEアカウントについて調査したことがあります。

https://finance.synergy-marketing.co.jp/20211027-2/

そんなLINEですが、導入されている金融機関は多いのですが「自分たちの銀行ではLINEの活用ができていない気がする・・・」という声を聞くことが多くなりました。

その理由について本記事で深掘りをしてみようと思います。

1)導入し運用しているにも関わらず「LINEの活用ができていない」と感じてしまう理由について

まず大前提ですが「活用できていない」と危機感を感じていただけているのは素晴らしいことだと個人的に感じています。

「次に何かアクションを起こしたい」と思っていることの表れですので、逆に誇ってください。

活用できていないのはご担当者様のせいではありません。

その前提で下記読み進めていただけますと幸いです。

「活用できていない」と感じてしまう理由①:誰がLINEメッセージを読んでくれているのか?がわからない

まず第一に考えられる理由として「誰がLINEメッセージを読んでくれてるのか?がわからない」ということが挙げられるかと思います。

LINE公式アカウントでは、アカウントのともだち数はもちろんわかりますが「どんな人がともだちなのか?」はわかりません。
管理画面でわかる「属性情報(性別・年齢・地域)」までとなります。

具体的に「どんな人がLINEのともだちになってくれているのか?(口座持ってる人だけかなぁ?口座ない人でも興味持ってくれてるのかなぁ?ローン申し込んでくれた人も?)」がイメージできると、メッセージの受け取り手に立って施策を考えることができるため、それだけでも配信メッセージの質は上がると思います。
(マーケティングでいうペルソナや、ターゲットを明確化するような話ですね!)

「活用できていない」と感じてしまう理由②:LINEメッセージへの反応数値の計測ができない。

第二に考えられる理由として「開封、クリックなどの数値が計測できない」ということが挙げられるかと思います。

LINE公式アカウントでは「開封率、クリック率の計測」まではできますが「メッセージを開封してくれたのは誰か?クリックしてくれたのは誰か?」まではわかりません。

第一の内容と重複しますが「自社から配信したメッセージは読まれているのか?送りっぱなしになっていないか?」といったご担当者様の懸念が、「LINEを活用できていない」と思われる一つの要因になっていると考えられます。

2)「誰がLINEを読んでくれているのか?」を知るには?

では「誰がLINEを読んでくれているのか?」を知るには、どのようにすればよいのでしょうか?

  • 誰がLINEのおともだち登録をしてくれたのかを知る
  • LINEメッセージの開封ユーザー、クリックユーザーを把握できるツールからLINE配信を行う

この2つを実施できると把握ができます。

弊社Synergy!では「LINEへの配信機能https://www.synergy-marketing.co.jp/cloud/synergy/function/line.html 」を提供しています。

Synergy!の機能をベースに、それぞれの方法の詳細をお伝えしていきます。

誰がLINEのおともだち登録をしてくれたのかを知る

Synergy!では、LINEにおともだちになったタイミングを検知して「Synergy!フォーム」のURLをLINEメッセージで配信することができます。

ともだち登録後そのフォームに情報登録してもらうと「LINE経由で登録されたユーザー」としてSynergy!データベース上にユーザー情報が格納されます。

(これはSynergy!では「コネクト」と呼んでいます。)

単純に「フォーム登録してください」だけだと登録いただけないこともありますので、キャンペーンと組み合わせて「ともだち登録後にフォーム登録していただくとデジタルギフトをプレゼント」のように期間限定にしていただくことも可能です。

LINEメッセージの開封ユーザー、クリックユーザーを把握できるツールからLINE配信を行う

Synergy!LINEへの配信機能では、Synergy!データベースに格納されているLINE以外の情報を利用したメッセージ配信も可能です。

例えば下記のようなデータが活用できます。

  • 住所・性別などの属性情報
  • Synergy!から配信されたメールの開封、クリック
  • 自社のWebサイトの閲覧情報
  • (行内・庫内データを連携することで)勘定系データの活用
    • 口座開設あり、なし
    • 給与振り込みあり、無し
    • ローン申込みあり、なし

3)Synergy!LINEへの配信機能は、メール、フォームと組み合わせた施策展開も可能!

Synergy!データベース・フォーム機能/メール配信機能と組み合わせることももちろん可能です。

下記のように、顧客にアンケートを行い、回答結果に基づいたメッセージ配信をLINE、メールそれぞれで配信することができます。

4)さいごに

「Synergy!LINEへの配信機能」については、下記にまとまっていますので良ければ御覧ください。

デジタルマーケティングにおいては、LINE、SNS、メール、データベース、Webサイトなど様々なチャネルを「掛け合わせる」ことで大きな効果を発揮します。

今LINE運用に悩まれているご担当者様は「誰がその情報を見てくれているのか?」の具体的な特定と「LINE施策を他のデジタルマーケティング施策と掛け合わせる」ことを意識していただけると成果に繋がりやすくなると思います。

とは言え、お1人で悩まれることも多いかと存じます。

その際は情報収集の一環としてシナジーマーケティングまでご相談いただけますと非常に嬉しいです。

他行様事例や、他業種の事例もお話できますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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