【事例紹介】高知銀行様_eKYC本人確認サービスを利用したローンWeb受付施策のご紹介
シナジーマーケティング 金融ソリューション事業部の杉本です。
高知銀行様にて、eKYC本人確認サービスを利用した非対面のローン受付スキームを導入しました。
WEBの非対面化だけではなく、eKYC本人確認サービスの利用も検討される金融機関様も多く、どのような点を工夫されたのか金融マーケナビでもご紹介ができればと思います!
<目次>
高知銀行様について
高知銀行様は高知県高知市に本店のある銀行です。
「地域の価値向上に貢献する金融インフラ」となることを10年後の目指す姿に掲げており、お取引先との絆をさらに深めて、課題解決に向けた最適なソリューションを提供していくことで、地域経済の活性化に貢献します。
高知銀行様での取り組み
高知銀行様では、よりお手軽に申込みいただけるローンサービスの実現を目指し、WEB完結型商品の販売を実施いたしました。
また、併せてeKYC本人確認サービスも実装しお客様の本人確認の手続きの簡素化と迅速化、銀行側での本人限定郵便の郵送コストや書類処理業務にかかる人件費の削減を実現しました。
お客様がローンをご検討された際、高知銀行様のローンページにて離脱されないよう「見せる(WEBサイト)⇒申し込む(仮審査申し込み)」までの導線および視認性を重視したWEBシステムの基盤構築だけではなく、現状把握と最適化を図ることができるよう、実行率の向上(傾向把握と最適化)を目的とした環境も併せてご提供いたしました。
工夫したポイント
①見せる(WEBサイト)について
コロナ禍の影響でお客様とのリアルよりもWEB経由での接点が増えております。
高知銀行様では、本スキーム導入をきっかけに全商品でWEB完結型商品の販売を実施することになり、できるだけ多くのお客様にわかりやすく、お手続き頂くことが重要だと考えました。
そこで借りるのトップページには、ローン商品(モノ)ではなく、目的別や使い道別(コト)での訴求に変更し、またリトライによる一括審査についても訴求し、最適なローンをご提供できる点も併せてご案内しております。
②申し込む(仮審査申し込み)について
数々の金融機関様で導入実績を基にした、ユーザー離脱低減、入力数最大化を見込めるお申込みフォームを高知銀行様でも導入いたしましたが、本件では「eKYC本人確認サービスとの連携」を新たな取り組みとして実施いたしました。
弊社でご提供している仮審査フォームの登録完了後、行内審査にて諾否結果を基に動的送付されるメール本文のURLより資料徴求フォームよりeKYC本人確認サービスへ誘導しシステム間は、共通IDを基に連携いたしました。
共通IDの連携については、システム間の紐づけだけではなく、本人確認資料の受領完了情報についても連携しております。
また、eKYC本人確認サービスで補えない資金使途証明などは、弊社環境で再度情報管理行い、さらにローン商材により本人確認のみ、本人確認+資金使途証明など自動で振り分けも行うことで、行内の業務負荷と併せ顧客満足度向上を目指します。
➂実行率の向上(傾向把握と最適化)について
環境を用意して終わりではなく、現状把握及び最適化は必要不可欠となります。
しかしながら、金融機関様の環境によっては広告・WEBサイト・勘定系と情報が分断しており、現状把握だけではなく【どの初回接触方法が本申し込みまでいたっているか】【本申し込み率が高い広告を注力したい】などデータの活用も困難な状況でした。
クラウドサービスSynergy!では、Google Analyticsと連携することにより、初回接触 から承認・契約まで、串刺しで管理することが可能になり、例えば【●●ローンはどの広告商品が契約に貢献しているか】【●●エリアの市区町 村が契約率が高いので注力しよう】など把握だけではなく、改善に向けた一手も即実行可能となります。
高知銀行様では、Google Analyticsが2023年7月に終了予定のため、将来を見据えGA4 を採用頂いております。
また、GA4ではサマリー情報が多く存在しますので、Synergy!との数値情報を細かくリアルタイムに把握頂くため、Tableauを活用しリアルタイムに必要情報をわかりやすくレポート化し、次の一手をできるだけ速やかに実行できる環境を採用頂く予定となっております。
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「デジタルマーケのどこから手をつければよいか」「他の金融機関がどのようなことを実施しているか」など、デジタル化に向け担当されたばかりの方や、もっと効率よく運用したい方へ向けて弊社コンサルタントが個別で勉強会を開催しております。
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