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マーケティング事例顧客管理

【第二部】「デジタル完結するeKYCを活用した継続的な顧客確認・管理について」~ウェビナー開催レポート

2021年1月7日 1,138 Views

シナジーマーケティング 金融ビジネス推進グループの前岡です。

2020年11月11日に「デジタル完結するeKYCを活用した継続的な顧客確認・管理について」というタイトルで、
株式会社TRUSTDOCK様(https://biz.trustdock.io)との共催でウェビナー (※オンライン上で開催するセミナー)を開催いたしました。

本記事は上記ウェビナーの開催内容をとりまとめ、お届けいたします。

※本記事でご興味持っていただける点がございましたら、オンラインでの相談窓口 を設けておりますので、カレンダーよりご都合の良い日時でお気軽にご予約ください。

※本記事は下記の記事との二部構成となっています。ぜひ第一部も合わせてご覧ください。

【第一部】「デジタル完結するeKYCを活用した継続的な顧客確認・管理について」~ウェビナー開催レポート

【第二部】CRMツールを用いた継続的顧客確認を実現する業務フロー構築のポイント

第二部は、シナジーマーケティング金融ビジネス推進グループ マネージャーの土居よりお話しいたしました。

eKYCで実現したいことと求められる業務フロー要件

まず金融機関様での顧客確認業務についてお話しいたしました。

eKYCによってデジタル上で本人確認を実施できることで、金融機関と利用者の双方に利便性・コスト面でのメリットが発生します。

ただ、将来的な犯罪収益移転防止法の法改正等を考慮すると、ガチガチにシステムを構築するのではなく、運用フローの変更に柔軟に対応できるような環境での構築が望ましいです。

とはいえ柔軟に対応するために業務が煩雑になることは望ましくないため、業務のオートメーション化も求められます。

このような金融機関様の課題に対してシナジーマーケティングでは、

・柔軟な運用フローの構築が可能な顧客管理システム「Synergy!の提供」
・エージェントサービスによる人的支援での業務効率化

という両軸で支援しており、ツールと人的サポートを活用してワンストップで金融機関の業務設計をサポートしています。

主に、下記2軸を解決するソリューションを提供しています。

1. マーケティング強化
2. 業務の効率化

マーケティング強化によるローン残高や融資取引数の拡大と、業務効率化による事務コストの削減によって、金融機関様の収益の最大化に貢献しています。

eKYCとCRM を連携させることで、継続的顧客確認のスキームがどのように実現できるのか?

続いて土居より、CRMシステム「Synergy!」とeKYC「TRUSTDOCK」を連携した継続的顧客確認の連携イメージについてお話しいたしました。

連携イメージは下記のような形となります。

特徴1:フォーム~データ蓄積

Synergy!上でフォームの生成が可能です。フォームに情報を入力すると自動的に顧客管理データベースに入力情報が格納されます。

Synergy!ではフォームの項目情報(=データベース項目)を自由に設計することが可能ですので、それぞれの金融機関様に応じた必要な情報を取得することが可能です。

特徴2:オートメール

Synergy!データベースに格納されている情報をもとにセグメントした条件に対して、オートメールの配信が可能です。

例えばフォームに登録された情報に不備が発生していた場合、その顧客に「不備あり」のフラグを付与するだけで、次の日に該当顧客に対して「不備があるので修正してください」という旨のメールがSynergy!より自動配信されます。

特徴3:リマインドメール

Synergy!データベースの活用編として、一定期間行動のない顧客に対してリマインドメールを送信することが可能です。

リマインドメールは継続的顧客確認だけではなく、ローン申込みにおいても「審査通過しているが来店予約されていない」ような顧客への自動メール配信などでも活用されています。

特徴4:臨機応変で柔軟な業務フローの改修

先に述べた3つの条件からもわかるように、フォームの項目やメールの配信タイミングを自由に設計できるため、今後継続的顧客確認の運用フローが変更になったとしても、臨機応変で柔軟な設計を実現することが可能です。

また運用設計についてはエージェントサービスによる人的支援も可能です。

さいごに

eKYC、継続的顧客確認については、今まさに検討が進んでいる状況のため、
・運用イメージが湧かない
・何から検討を始めれば良いのかわからない
・誰に相談すればいいかわからない
といった金融機関様が多いかと存じます。

TRUSTDOCK様とシナジーマーケティングは、そのようなお悩みをまさに多くの金融機関様からご相談を受けています。

もしeKYCや継続的顧客確認についてお悩みを持たれている場合は、他行様のご状況も交えてお話することが可能ですので、お気軽にご相談いただけますと幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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